前日の大喧嘩から一転。
2人とも 朝から気持ちを切り替えて。
彼も明るく振舞おうとしてるのが見えるし
私もあまり意地にならず、
なるべく普通にしようと心がけて。
子供がいると、2人だけと違って
目の前にやらないといけないことがあって
交わす以外にない会話もあるから、
どこか頭が冷静になると言うか、
理性を持っていられる気がする。
今日はね、
安産祈願でお世話になった、
住吉大社へ。
お守りを返しに。
そしてお宮参りに。
夫はね、無宗教なんやけどさ。
私も実家は一応仏教で、お墓もあるけど
考え方そのものは仏教に近いとは思ってるけど
クリスマスも祝うし宗教的な理由で何かを避ける、なんてことはないんやけど。
クリスマスも祝うし宗教的な理由で何かを避ける、なんてことはないんやけど。
安産祈願の時も、
明らかに夫、不機嫌やったんよ。
私の母がいたから普通にはしてくれたけど
なんかね、ほんま様子がおかしかったん。
だから今回も、
「お宮参りいつ行こう?」と聞いても
「俺は信仰が無いから別にいつでもいいけど。」
って感じで興味なさそうで。
はぁ…とは思ったけど、
前日の喧嘩のときに、
「2人で行ってくるからあなたは来なくて良いよ。」
と伝えてたんやけどさ。
いや、行くよ、と。
そしてお宮参りの後は
京都に行こうと提案された。
服を買いに行くから、
アキラも欲しいの先に見ておけば?と。
いや、要らない。
私は良いです。と。
とりあえずお宮参りへ向かったんやけど、
友人が譲ってくれたシートを初装着。
どうやろ?と思ったけど
案外普通に座ってくれた!可愛い!笑
息子、めっちゃ大きいから、
埋まってる感がすごい。
そして、
顔の肉な。
貫禄しかない。
お守りの石を返して、
祈祷料1万円を納めて、順番を待ち。
30分ほどで呼ばれてスタート。
その最中もさ、
夫のテンション低いのはわかってた。
けど、もうそこには触れずに
淡々と進めよう、と決めて。
みんな周りは子供のおでこに朱色の字を書いてたりとかするけど、
あれやったほうがいいんかなー?とか聞いてみるも、
まっっっったく興味がない様子。
はぁ…。
じゃあ来なければ良かったやん。
疲れる。もういい。
写真の一枚も撮らず、車へ向かう。
その後も一悶着あって、
無言のまま、京都へ…。
なんなの。まじなんなの。
着いた、と言われたのは
いつも行く服屋ではなく、
祇園のへんで。
すごく素敵なステーキ屋さんの個室をね、予約してくれてた…。
産後、まともな外食もしてなかったし、
私がお肉が好きだし、
息子も連れて行けるようにと
彼なりに考えてくれて、なんだろう。
・・・分かるよ。
ありがたいよ?
けどな。
そこじゃないねん。
私が欲しいのはそこじゃない。
日々の共感とか 労りの言葉や
私のことを認めて寄り添ってくれること。
今日のお宮参りだって、
イベントだと割り切って楽しく、
いやせめて普通の態度で付き合ってくれたら良かったやん。
「…。」
私は無言で息子にミルクをあげ、
注文を夫が済まし。
そしたら、
「さっきのことやけど、」
ともう一回蒸し返してきた。
「俺は神頼みしたくない」
「あんなのに1万円払うとかバカらしい。」
その後の夫の言葉に私は ほんまに
ひっさびさにキレた。
いや、あのさぁ。
私、やっと授かった子供で高齢出産で
祈れるものなら神にでも仏にでも祈るわ
私が、一円のお金でも無駄に使った?
この子の肌着の一枚も無駄に買ってない。
みんな1人目の子供で可愛いし、
服だって長く着れないと分かってて沢山買って写真撮ったりしてる。
でも私はこの子にその一枚すら買うの躊躇って、もう少し大きくなってからとか思って過ごしてる。
そんな中で、あなたが神に祈りたくないのと同じで、私は神に祈りたいねん。
この子の健康を。それも私の自由やろ。
宗教が違うならまだしも、信仰がないならその私の価値観に合わせてくれたら良くない?
あなたがやりたいこと、行きたいところ
私、一度でも否定したり乗り気じゃない態度とったことある?一度もないでしょ。
いつもいつも私はあなたのことを尊重して来てるよ。
仕事のストレスがあるんだろう、とか
あなたにはあなたの考えがあるんだろうと
私はいつでも全部飲み込んで合わせて来たけど、あまりにも酷い。
その理不尽さが自覚ないならほんまに重傷。
私にあなたは言いたい放題やりたい放題。
そんなことがまかり通るなんておかしい。
もうね、洗いざらいぶちまけた。
お店やし、声を荒げたりとかない。
ただ、淡々と伝えて、最後は泣いた。
情けなくて。
なんでこんな風にならないとあかんの?
おめでたいはずの日に。
私が一体、何をしたの。
でも分かってるねん。
彼が、お金のこと言ったのなんて本心じゃなくて、ただの売り言葉に買い言葉で。
実際、今までも私が何にいくら使おうと何も言うような人じゃないし、すごい頑固やけど、私と息子のことをちゃんと考えてくれてるっていうこともな、分かってる。
でもやっぱりな、
私は悲しかった。
昨日話し合ったはずやのに
またこんなことになって、
ほんまに悲しかった。
そしたら彼は、
「ほんまに ごめん。」
と謝ってきて。
それが心の底から出た謝罪だと
きちんと伝わったから。
うん。分かった。
って、そのあとは なるべく、明るくした。
彼も、産後初めて
「帝王切開の傷はその後どうなの?」
とか聞いてきて。
ああ、意識して会話してるな、と。
だからもう、引きずらず、
切り替えようって。思って。
お食事を楽しんだ。
彼は彼なりに考えて
こうして 私を喜ばそうと思って。
いつもこの人はこういうところがあって。
私は 腹も立つし なんなん!って思うけど
その不器用さも含めて 彼やから。
私が泣いてる時、
息子はいつも、笑うんよね。
不思議なぐらい、顔を見ながら
笑いかけてくる。
「泣かないでー」って彼なりに
一生懸命なんかなって思って
愛しくて 泣き笑いしてしまう。
あかんね。
パパとママ、仲良くしないとね。
それからは夫の洋服を見たり、
息子の服も見に行ったり。
すごく楽しくて。
なんでもない会話とか
2人で息子を見て笑いあったり。
うん。私はこんな時間がずっとほしくて。
今までも、何度かこうして
私の気持ちを夫にぶつけて来たけど、
普段 私は細かいことを言ったり
彼のことを束縛したり、責めたり
試したり、傷つけたり
そういうことは一切しないから
私がここまで言うときは
よっぽどなんだと 分かってくれてる。
時には口が悪くなるし、
あとで自己嫌悪するぐらい
激しくなることもあるけど、
そんな私を、それもアキラだからと
彼は彼なりに受け入れてくれて来た。
そう、
私が彼のことを 受け入れられるのは
彼もまた、私を沢山認めて
支えて来てくれているから。
母が脳梗塞で倒れた時も
父のことで思い悩んで泣く時も
持病で苦しんでる時も
不妊治療を始めようとした時も
私が苦しい時
いつも 手を離さずに
時には冷静な視点から見て
その”冷静さ”が
熱い私には 寂しく思えたり
なんだよ、と腹が立ったりするけど、
やり方や 向き合い方はみんな違ってて。
彼は彼で 一生懸命、
コワレモノみたいな私を
包んで来てくれてる。
そのことを 忘れてはいけないなって。
いつも思っているから
だから、彼のことを
私は全面的に受け入れたいし、
否定したくないし、
多少の理不尽さも、若さゆえかなと
私が甘えたいように、
彼だって、誰にも甘えられないから
それこそ、会社でもそうやし、
女性よりも圧倒的に そう。
息子を見ていても思う。
男性の方が圧倒的に
体も心も弱くて、繊細でシンプル。
なのに 甘える ことが
大人になったらほとんど出来なくなるね。
相手を傷つけてしまった時、
悪かったなときちんと謝れる人やから、
こうして私も彼も
ぶつかり合いながら夫婦として
親として これからも 成長していくのかな。
住吉大社のお宮参りでは、
食べぞめセットもらえたー。
しかも、ファミリア!すごい!笑
このくまちゃん可愛いよね。
私が決めているのは、
落ち込んだときは、
めっちゃ、ちゃんとメイクすること。
なんかね、気持ちがシャキッとする。
マツエクのメンテもして、
産後初めて、濃いめのリップも。
息子にキスしたいから、
家に帰ったらすぐ落とすけど。
どんな自分も、自分やから、
私はこの 複雑で 面倒くさい自分も
それはそれで。
今日もジャージですっぴんで。
おかあちゃんをするわけです。
どの自分も、楽しまないとね。
みんな、ありがとう。
私は前向きです。
すぐ横向くけど。笑
それでは、また。