欲しいものを諦める快感。

 

どうも、アキラです。

 

春が近くなると、ショーウィンドウも一気に華やかになって、
あー春服欲しい！ってなるよねー！！

私もemmiでこの春夏ヘビロテしそうなマキシワンピース買ったんやけど、

ネットとか見ながら
あ、コレも可愛いなぁ。
わぁ、コレ欲しいなぁって、めっちゃなるけどさ。

 

 

私はもともと物欲モンスターやったんで
常に欲しいものがたーくさんあり、
買い物がストレス解消でもあったし。

中学の頃からファッションが好きすぎて、
現在まで計算したことないけど

それはもう、恐ろしい額を投資してきてる。

数百万ではきかないはず。

 

 

そんな私が、30歳で断捨離に目覚め、
無駄なものをなるべく持たない生活になったけど

それでもやっぱり物欲はあって
定期的に、あーこれ欲しい！となってたんやけどさ。

 

 

私は今まで、心から欲しいと思って
手に入れなかったものって無かってん。

もちろん、絶対に手に入らないような高額なものは
そもそも欲しいとも思わなかったので、
頑張れば手に入る範囲で、という意味でね。

 

だから、あコレ欲しい…ってなったら
少し検討はするけど

やっぱり欲しい！ってなって買う。
我慢しようとしても、結局買うまで気が済まない。

買ってみて、やっぱり必要無かったなってモノはすぐに売って手放すけど、
買うことそのものをどうしてもやめられなくて。

 

そんな私の転機になったのが、

2017年の秋に夫と出会い、
その直後にお店で見かけた　とあるコートでした。

もうね、着心地があまりにも素晴らしくて
羽織ったときのシルエットも美しくて

前から見ても、横から見ても
ただただ、うっとりする。

最高に素敵。

ああ、このコートが欲しい。

 

 

お値段30万円。

カシミアとはいえ、簡単に買えるものじゃない。

 

でもどうしても気になる。
お店に再度行って試着。

そのことを夫（当時はまだ婚約者）に話すと
一緒に見に行こうか、と。

試着する姿を見て、
「似合ってるし、少し早めのクリスマスプレゼントにしようか？」
と言ってくれたのに、

いや、少し考える。と断って。

 

 

その後も諦めきれなくて何度もお店で試着をし、

ウエブサイトのその商品のページを毎日見てはため息をついて。

私のお洋服への物欲でこれほどまでに欲しいと思ったものって無い。

本当に最高に理想的で、着てこの冬を過ごせたらどんなに素敵だろう・・・。

 

 

 

でもさ、その時ふと思ってん。

 

これを、
ここまで欲しくて欲しくてどうしようも無いものを
もし手に入れずに我慢出来たら。

新しい世界が見えるのかな、と。

 

もはや断捨離変態よね。笑

でも、本気でそう思ってん。

こんなに欲しいと思ったものがなかったからこそ、
これを諦めてみようって。

 

 

それからも何度もやっぱり・・・ってなったけれど
その気持ちをグッと飲み込み、
買うことなくそのシーズンを過ごした。

 

 

その結果、
欲しいものを諦める快感を学んだのよね。

変な言い方になるけど、

欲しいものが出来た時って、
それを手に入れる理由を考えるやん？

 

・持ってるスカートに合う
・今度のパーティーに着ていける
・自分へのご褒美にしよう
・最近欲しいもの買ってなかったしな

 

理由を沢山探して、
よし、これは買ってもいいんだって自分を納得させて買う。

 

 

けど私の場合は、全く逆で

・可愛いけどあのパンツとしか合わせられないな。
・着心地はいいけど着ていく場所ないかもな。
・こういう服って可愛いと思って買っても結局手放してるな。
・似たようなの持ってるし別に買う必要ないな。

 

って感じで、どんどん要らないって思えるようにするねん。笑

うんうん。
やっぱり要らんな。って。

それが欲しいものであればあるほど、
諦められた時が快感。

 

やし、それを超えて購入に至るものって
ほんまに吟味に吟味を重ねたもの、もしくは絶対に必要ものになるから
無駄にならないし、後悔がない。

 

きちんと自分の中で考えた結果選び抜いたっていう
この過程が自分の買い物には絶対必要なんだなと思う。

 

ものは沢山必要ない。

必要最低限の、本当に愛せるお気に入りだけでいいという感覚も
こうしてものを減らして自分と向き合った結果、出た答え。

 

頭で分かっているだけじゃなく、
その心地良さを体感したから、無駄がある状態が気持ち悪い。

 

よし、今日も片付けて要らないものをアプリで売ろうっと。

 

 

 

それでは、また。