過去の惨めな自分を抱きしめてあげたくなった。

 

どうも、アキラです。

 

昨日ね、ママ友に誘われて、

普段は行かない公園で待ち合わせしたんやけど。

 

その場所って、私が結婚前に住んでいたマンションからすごく近くてね。

 

息子を連れて自転車で向かっていると、

なんだか、住んでいた頃の自分の思い出がブワッと蘇ってきてね。

 

その部屋は、息子を妊娠してしばらくの間までは借りていたから、2年半ほど前までは行き来することがあったけど、

思い出すのはそれよりも前、夫と出逢うまでの、離婚後の自分で。

 

自分の決断とは言え、2度目の離婚を決めるまでも、

まずは地盤を固めないといけないから、なんとかマンションを借りて、仕事が出来る環境を整えていく時にも、本当にこれで良かったんだろうか？ってすごく悩んだ。

気がついたらシリアルとかしか食べてない生活で、いつの間にか痩せてガリガリになってた。

 

ずっと、苦しい結婚生活やったから、覚悟を決めて踏み出した時、憑物が取れたようにスッキリしたのを覚えてる。

けどそれと同時に、また、暗闇に落ちて行くような感覚もあった。

 

私の人生、いったいどうなるんだろう？と。

 

私は、仕事にやりがいがあったり、友人と過ごす時間や趣味に没頭することが楽しくても、

やっぱり愛を注ぐ対象がいる、ということに、人生の重きを置いて来たから、

その相手とまた出逢いたい、愛し愛されたい、という気持ちがすごく強かった。

 

 

それでも、私は38歳になり、39歳になり、どんどん自分の幸せが見えなくなって、いつか手に入ると思えなくて、もがいて、もがいていた。

押し流される濁流の中で、これかな？？これなのかな？？って必死で掴んでは、

やっぱり違ったと手を離し、水を飲んでむせながら、また流される。

苦しい。息が出来ない。

でも、諦めたくない。

 

流れても流れてもどこかに辿り着くことはなくて、ただ今日も明日も流され、自分の価値が分からなくなり、答え合わせもできず、

ただ、ただ、摩耗して行く、感覚。

 

 

それでも。

愛なんだ、私が求めているものは。

他の何でもない。それだけはハッキリしている。

 

 

4年前にこの道を通った時の自分の感覚が、息子を乗せて走る私の体に入ってきて、シンクロする。

肌寒い夜の道を、ほろ酔いで走らせた日。

サルサを目一杯踊って、心地よく汗をかいて、良い気分で帰っていた夜もあれば、

 

“消費される” 自分に嫌気がさしながら、でも前に進むしかないよなぁ、でも終わりが見えないなぁなんて思いながら、背中を丸めていた日もあった。

 

全てが私なんやけど、

そのほとんどは、どこか寂しくて、満たされてなくて、こんなんじゃないはずって思っていた。

 

心から愛すから、大切にするから。

ずっと大事に大事にするから、だから

私も愛されたい。愛されたい。

お願い。愛して。大切にして。

 

 

そう思いながら毎日を、過ごしていた。

 

 

その時の自分の強い感情が、ぐっと自分に戻って来て、泣きそうになってしまった。

 

タイムマシンがあるなら、あの時の自分を抱きしめてあげたい。

あの時も、この時も、

私は強気で、死ぬこと以外はかすり傷だと顔を上げて幸せに向かって走り続けたけれど、

側からみれば、すごい前向きで無敵のように見えてたかもしれないけれど、

 

本当はめちゃくちゃ、いちいちちゃんと傷ついていたし、自分なんて何の価値もないと苦しんでた。

 

でも、私にあるのは、愛だけやから。

恋人に対してだけじゃない。誰に対しても、私は愛に溢れているし、それを注ぎ続ける人生しか生きられない。

それだけはハッキリしているんだから、続けて行くしかない。この先に何が起こるか分からないし、誰とも愛し合えないのかもしれないけれど、それでも続けるしかない。

そう思って、泣きながら走り続けていた自分を抱きしめてあげたい。

 

だから私は、今恋愛がうまくいかない人、婚活がうまくいかない人の気持ちは本当によく分かる。

 

でもその苦しい自分を幸せにしてあげられるのは、結局自分しかいないから。

諦めずに、周りに甘えながら、相談しながら、立ち止まったり振り返ったり、泣いたり笑ったりしながら、昨日より一歩でも良いから前に進むしかない。

 

恋愛に限らず、頑張ったことが全て報われるとは限らないけれど、やっぱりやれることを一生懸命やって、人に誠実に、明るく生きてたら、良いことって必ずある。

目の前の人にきちんと向き合って、男女の隔たりなく、親切に、朗らかにいられたら、ご縁を呼んでもらえることもある。

 

全てのことは、自分の意識の上にあって、イメージすることを忘れてはならない。

 

常に、良いイメージをする。

弱気になって、ネガティブなことを考えそうになっても、意識だけは少しでも明るく、良いことを常にイメージする。

 

世に言う引き寄せ、のようなものやけど、私はこのことをとことん意識して過ごすようにしたら、ほとんどのことは叶うようになった。

どんなに追い詰められて絶体絶命でも、祈りっていうものは確実に意味がある。

感謝して精一杯努力して、親切に誠実に日々生活する。そしてイメージして、祈る。

 

祈って、最後はグッと口角を上げる。

そして、感謝の言葉を声に出す。

 

ネガティブな感情は、それはそれとして認めて、でもそれに囚われて苦しむのではなく、横に置いておく。

自分の気分が良くなること、幸せを感じることに脳を使う。それを意識するようにしたら、幸せを感じられることが前よりずっと増えた。

 

 

自分の人生しか生きられないし、どう生きるかを決めるのは自分自身やから。

悔いのないように、今日も明日も生きて行こう。

 

 

 

そんな風に、沢山のことを思い出して、今の幸せに感謝して、そして亡霊のような過去の自分が笑顔で成仏したのを見届けたような、不思議な気持ちになったのでした。

 

今日も沢山感謝して生きよう。

みんなありがとう。愛してるよ。

 

 

それでは、また。