こちらの話の続き。
ずっとずっと、ダメンズを渡り歩いた姉を
変えたキッカケになったことが2つあって。
まず1つ目が、
THE RULESを読んだこと。
これねー、若い子は知らんかな??
10年以上前に流行った恋愛指南書でさ。
姉の部屋にあるのをパラっと見ただけやけど
男性に追いかけさせることを
とにかく説いてる。
この内容さ、海外の本の翻訳やし
日本の環境で日本人同士だと ちょっと
極端すぎるかなーと思う部分もあったけど、
大筋では正しいなと思ったわ。
自分がこの人と付き合いたい!って思う人を
落とすための本ではなく、
自分のことを幸せにしてくれるような誠実な人を選んで
愛されて結婚するための本、やな。
姉のように、尽くして尽くして
相手のダメンズ要素を引き出しに引き出して
姉の優しさや許す心を当たり前のように感じて
姉を蔑ろにした男性達を思うと、
これぐらい極端に突っ切った方が良かったんやなと思う。
姉はとにかく真面目でピュアやから
この本に書いてあることに忠実に
男性に対して行動し始めたのよね。
疑うことなく。
これが良かった。
週末にデートしたければ、
水曜までに連絡してくるように仕向ける
(急な誘いには絶対に乗らない)
電話は手短に。必ずこちらから切る。
など、優先度が高くならないと
お付き合いに至ることが出来ないようにして
常に飢餓感を与えて追いかけさせる的な感じやったと思う確か。
もちろん、こんなハウツー本そのまま行動するって、融通がきかないしどうなの?
書いてある通りなことばかりとは限らないやろ?
ってね、思う人がほとんどやと思うけど、
そんな的確に応用がきく人なら、こんな本最初から必要ないと思うで?
まずは愚直にやってみる。
やってみて見えることもある。
何事もそうなんちゃうかな。
近道行こうとすれば失敗するし、
自分のやり方でやってきてうまくいかないなら
新しいやり方を試してみるって良いことやと思うわ。
その柔軟性って、年々失われて行くけど
やっぱり何事も思い込み過ぎず、
周りの意見やほかの人の考え方も
時には取り入れていけたら良いよね。
もともと姉は綺麗やし、
寄ってくる男性はいくらでもいたのに、
その中から選ぶ人が
なんでやねんってぐらいダメンズばっかり。
でもこのルールに則って行動して
ふるいにかけることで
ある程度キチンとしてくれる人が残る、と。
しかし それが入り口だけなのか、
それとも、お付き合いしてからも
ずっと大切にしてくれる人なのか。
まさにそこで、
姉の苦労第2幕が始まった。
続く。