◆年下夫◆

苦しみのトンネルのその先に。

 
 

どうも、アキラです。

 

披露宴当日がやってまいりました。
(半身浴しながら書いております。)

 
 

昨日は仕事のあと、
美容室→マツエクメンテ→荷物搬入

 

と、毎度変わらないバタつきで
なんとか準備を終えました。

 
 

ここまで、準備のほとんどを
自分だけで進めてきたのですが、

 

一方で仕事のかなり大変そうな夫は
なんだかいつも具合が悪そうで

 

私も変に気を遣って疲れてしまって
優しい気持ちで向き合えなくて
私たち、こんなんやったかな?
もっと仲良かったはずなんだけどなぁと

 

気持ちが暗くなっては
ああダメだ、と気分を上げる努力をするも

 
目の前の夫は相変わらずしんどそうで、
理解してあげないとなぁ、支えてあげないとなぁ
って、私は私で結構苦しくて。

 
 

そんな感じで、夫の仕事がバタつきはじめた今年の最初ぐらいから、

 

なんだか
ずっとずっとすれ違ってた。

 
 

でも、でも、って頑張っては来たけど、
私もちょっと息切れしはじめていて。

 

2日前に、
「やりたくなかったんかな?披露宴」と
本人に聞いたりしたけれど、

 

「そんなことないよ。余裕なくてごめんね。」
って答える彼。

 

答えは出ないし、
誰も悪くないし、
タイミングとか、
色んな要素があるから。

 
 

そうして準備も佳境を迎えた時、
前日の昨日、

 

トラブル発生。
 

 


今回の披露宴で、唯一彼にお願いしていたことでそれが起こって、
普段の彼なら絶対しないようなミスで。

 

だから、
ああ。本当にキツイんだな。
って思ったら、なんだかすごく苦しくなった。

 
 

披露宴はそもそも私はやるつもりはなかった。
けれど、彼ははじめての結婚だし、
会社経営しているので何らかの形ではお披露目の場をもたないと、となり。

 

料理にこだわりはじめたら会場のランクもどうしても上がり始めて、
結果、きちんと披露宴やる方向になった今回。

 

どうせやるからには、
キチンとやりたいと言うか、
失礼が無いようにしたい私は
自分にできる範囲で準備も進めてきた。

 
 

けど。

 
 

なんか、気持ちがいっぱいいっぱいになって、
ずっとずっと張り詰めていた気持ちの糸が切れてしまって。

 
 
 

明日、2人で改めてお祝いしよう、って
フレンチを予約してたんやけど、
キャンセルした。

 

そのことを彼にLINEで伝えたら、
「楽しみにしてた…」って返信が。

 

うん。本当に私たち、
すれ違ってる。

 

なんか、返す言葉もなくて、
「気持ちだけもらっとくね。ありがとう。」

 
 

マツエクが終わって携帯見たら
彼からLINE。

 

こんな時間に帰ってくることなんてないのに、
家で待ってるって。

 
 

ああ。
彼は今、私に起きていることを理解してくれてる。って思った。

 

残っていた用事をせずに、
私も急いで帰った。

 
 

迎えてくれた彼の表情は、
私の大好きな彼でした。

 


なんだろう。
別人みたいだった。ここ数週間。本当に。

 

全てを察した彼が、
これからは仕事もプライベートも楽しくやっていく、って言ってくれて。

 

ごめんね。って。

 
 

なんか、抑えてた涙が堰を切ったように溢れてしまって、
明日披露宴だし目が腫れるのにって言いながら。

 
 

私と彼がすごく気持ちが近づいて
恋人になって数日経った時に、

 

「あなたの中に自分の存在を感じる。」って私が言ったら、

 

全く同じように感じてる。
言葉にしてくれたって感じ、と言われて。

 
 

自分の中に愛しい人が居るのは当たり前だけど、

 

その相手の中にも自分を
確かにそこに自分を感じられたのって
生まれて初めてかもしれない。
 

 


だから短期間で強烈に惹かれあって
一緒にいることが当たり前だと感じて

 

居ないと不思議で。すぐ会いたくて。
毎日そばにいて、結婚した。

 
 

ここ数週間、その感覚がずっと
私の中で欠けていたんだと思う。
 
 
 
確かに彼は目の前にいるし、
前と変わらず話してご飯を食べて
一緒に寝てる。けれど。

 

なんだろう。一緒にいるのに、いないような。
透明人間に触れているような、
満たされない感覚…。

 

ずっとその感覚と闘ってた。

 
 

彼の心がちゃんとココにあって、
その目にはちゃんと私が映っていて

 

私のことを考えて愛を伝えてくれるということが
ずっと欲しかったんだって。気付いた。

 
 
 

会場へ荷物の搬入を終えて。
明日にはドレスを着るから
最後の追い込みでご飯食べない予定だったけど、
2人でしっぽりと和食屋さんに行った。

 

そんな気分だった。

 

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彼も私も前から気になってたお店なんやけど、
本当に素晴らしくて。

 

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美味しいものを
美味しいねって言いながら
愛しい人と過ごす時間は私にとって
この世で一番の喜び。

 
 

 
 
 

見つめあって、笑って。
また見つめあって。

 

本当に良かった。
やっと、心が雪解けを始めました…。

 
 

前日にキチンと話して向き合えて良かった。

ちゃんと気持ちを汲み取ってくれる人で良かった。

 

私は彼を心から信頼しているけれど、
やっぱりどこか、今回は
ネガティブな方向に向き始めてたなって。

 

とても反省したし、
でも夫婦として、積み重ねていく1つの過程として、これも大切な時間だったと思った。

 
 
 

最高の笑顔で。

 

行ってきます。

 
 
 
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