◆独り言◆

今日が最後の日なら。

 

明るい内容ではないですが、

胸の内を。

 

 

今日、久しぶりにアメブロを開いたら、

そこに更新されていたブログ。

 

以前から癌の闘病をされていて、その日々を綴っていた男性のもの。

いつも感謝の言葉で溢れていて、真っ直ぐな人柄が伝わってくる文章に惹かれて、読者登録をしていたんやけど。

 

今月に入ってからの体調はすごく悪そうで、そこから更新が無かったからずっと気になっていた。

今日、彼が自分の思いを託した元恋人の女性が、彼が旅立ったことを書いていました。

 

胸がギュッとなって、涙が我慢出来なかった。

 

末期癌だったし、緩和ケアをされていたし、それでも前向きに明るく、痩せ細った自分の背中さえも冗談まじりに書く姿に、

闘病してるっていう事実は事実なんやけど、不思議と ずっとそこにいてくれるような気がして

お願い、奇跡が起きて

こんなに優しい素敵な人だよ

神様、連れて行かないでって

 

全くの他人の私は願っていて。

 

だから、アップされた記事を見つけた時、現実をそこに見て絶望した。

 

まだ私と同じ40代。

やりたいこと、会いたい人、見たい景色、たくさんたくさんあっただろう。

それでも最後の最後まで凛と、周りの人を気遣う言葉を綴ってらっしゃった。

 

 

私ならどうだろう。

もがき苦しんで、情けない姿を晒してしまうんじゃないかなって。

恨み言の一つも出るかもしれないし、

苦悩や葛藤を隠さずに、書いてしまう気がする。

 

 

自分にとっての当たり前は、当たり前なんかじゃなくて、

明日が来ることは奇跡で

みんないつかは、終わりを迎えるのは間違いなくて。

 

 

その日が、最後の日がもし今日なら。

私はどう過ごすだろう?

今朝からの1日と 同じように過ごすだろうか?

 

きっと、違うよね。

 

もっともっと、感謝しよう。

辛いことさえも、生きているからこそ。

周りに生かされて、いま自分が居られるからこそ。

 

大好きよ、愛してると息子をもっと抱きしめたい。

生まれて来てくれてありがとうとキスしよう。

もっともっと、やりたいことをやろう。

沢山表現して、ベッドに倒れ込んで眠るまで、やれることをもっともっとやろう。

 

 

今日が最後の日なら。

誰かの悪口を言ったり、ゴシップに時間を費やすことなんて きっとない。

そんなことよりもやるべきこと、やりたいこと、やれることは他にあり過ぎて

 

ただネットを流し読みする時間も、自分にとってリラックス出来ることかもしれないけれど、

その時間、目の前にいる息子の顔を見よう。

 

 

しばらく会ってない友人に連絡を取ろう。

元気でいるかな。会いたいな。

 

美味しいご飯を大好きな人と食べて笑おう。

たくさんたくさん、笑おう。

 

 

あなたがいてくれてありがとうって。

急に何?ってびっくりされても伝える。

だって、大切やから。

伝えられる間に伝えなきゃ。

 

今これを読んでくれている人たちと、

人生を、同じ時間を、共に歩けていることに感謝します。

ありがとう。

元気で過ごそうね。

 

明日も笑顔で迎えられて、幸せな一日になりますように。

 

 

おやすみなさい。

POSTED COMMENT

  1. エターナル より:

    今日 娘が子宮外妊娠で 破裂寸前
    午後から緊急手術をすることになりました。

    妊娠反応があるのに胎嚢もよく見えず
    何度も何度も検診に行ってましたが
    危惧していた最悪の結果となりました。

    どうか無事でと 祈ることしかできないけど。。。

    明日が来ることは当たり前じゃないです
    命の大切さを目の当たりにしています。

    • akira. より:

      >エターナルさん

      今日のお昼にコメント拝見してずっと気になっています・・・
      大丈夫だったんでしょうか・・・

      それはそれは心配で胸が苦しかったですよね。
      お嬢さんの無事を祈ることしか出来ないのがもどかしいけれど
      祈りって必ず意味があると信じているから祈っています。

      どうか、どうか、みなさん元気で笑顔でいられますように。

      • エターナル より:

        アキラさんご心配していただきありがとうございます

        手術は無事成功しました
        容態も安定しているそうです

        今日の午前に検査で  破裂寸前と判り緊急手術で
        1時半から3時半までかかりました
        右卵管摘出になった
        それしか方法がなかった とのこと
        破裂寸前で間に合って助かり 安堵してしてます

        娘夫婦は1年半前から 
        旦那さんの奇形精子症で妊娠しにくく
        不妊治療を経て
        やっと来てくれた小さな灯みが天に召され
        さぞかし今 心細いだろうな

        コロナで立会いも面会も行くこともできずに
        ただただ 祈るしかできなかったけど

        退院後 娘と会えた時 
        抱きしめて 想いを伝えたいです

        がんばったね と。。

        • akira. より:

          >エターナルさん

          良かった!!!!!!
          ずっと気になっていました。
          本当に、本当に良かった。
          お母さんも、娘さんも、本当に辛かったですね。
          そしてまずは無事終わり、安定しているという事でホッと、
          これからは喪失感やいろんな感情でお嬢さんはきっとお辛いでしょうね
          たくさんたくさん抱きしめてあげてください。

          私も流産と死産、流産後の胎盤ポリープ除去の手術など
          妊娠関係は本当に辛いことが多かったですが、
          人口死産の退院が終わったあと、家へ帰り、
          実家から駆けつけた母親と姉と一緒に布団でゴロゴロして
          3人で天井を見ながら話した時の事は一生忘れないと思います。
          なんでも無い時間だったんですが、辛かった思いが楽になったのを覚えています。

          これからの事はまだ誰にもわからないけれど、
          まずは今元気でいられる事を喜んで、
          そして楽しい時間を少しずつでも増やしていきたいですね。

  2. shizu より:

    アキラさん、切ないですね。
    私は何て事ない医療従事者で、奇跡も目の当たりにしますが、零れ落ちる命も目にします。何回目にしても慣れないし、切ないです。

    私、自分の両親や兄弟という家族をあまり大切にできてないですが、せめて、主人と息子には愛を伝えたいと、好きという言葉とキスを、出来るだけ毎日2人に送ってます。

    アキラさん、お誕生日にご主人様と自然にハグできて、本当に良かったですね!

    • akira. より:

      >shizuさん

      shizuさんは医療に従事されているんですね。
      いろんな事を目の当たりにして、考えてしまうことも多いでしょうね・・・。
      ご主人と息子さんにたくさんの言葉とキス、素敵です。
      日常ではどうしても当たり前になってしまって
      流してしまうけれど、その日常が続くのは決して当たり前じゃ無いんですもんね。
      そんな事を時々でも思い出せば、行動も言葉も変わりますよね。

      そうですね、まだまだ正直、壁はありますが、
      分厚い氷にに少し穴があいたような、感覚ですかね。
      少しずつ、少しずつまた仲良くしていきたいなぁと思います。^^

  3. mi より:

    気になってブログ見てきました。
    背中の柄に怖さを感じてしまいましたが…まっすぐで前向きで、優しいお人柄な素敵な方でした。

    毎日を大切にしよう。後悔しないために感謝の気持ちはきちんと伝えていきたい(*´˘`*)
    あきらさんのブログに出会えたことに感謝です。いつも有難うございます♡♡

    • akira. より:

      >miさん

      見て来られたんですね。
      そうなんですよね。
      何も知らずに、健康な時にもしお会いしていたら
      正直、いかつい雰囲気の方だったのかな?と思いますが
      すっごく優しさと思いやりの人ですよね。

      感謝の気持ちって伝えても伝えても、足りなくて、
      そして伝えた方も伝えられた方もみんな幸せになる言葉ですもんね。
      どうしても日常を当たり前と感じてしまうけれど、決してそうじゃ無いと
      時々、立ち止まっていきたいなと思います。

  4. ぱんな より:

    この数ヶ月の世界の変化で、友達と会えたり外食したり、家族とふつうに毎日を過ごせることがどんなにありがたいことだったか、十分思い知らされたはずなのに。
    改めて、日々に、大切な人に感謝する心を持ちたい。
    アキラさん、いつもありがとうございます。

    • akira. より:

      >ぱんなさん

      そうでしたね。いろんな事を考えて感じた期間になりましたよね。
      それでもやっぱりつい、目の前の事に追われるし、
      日常を当たり前のようの感じてしまうから
      時々、その奇跡をきちんと感じて、感謝したいなって思います。^^

  5. Chai より:

    私も3年ちょっと前、脳の病気で倒れ緊急手術しました。
    本当に奇跡に奇跡が重なって、夫は担当医に奥さんの事、覚悟してくださいと言われたのに手術は成功し、後遺症もなく、息子まで授かりました!
    私もその時のことを思い出しては息子の笑顔を見て、幸せな気持ちになります。
    そんな経験をした私でもついいつもの日常に忘れてしまう事もありますが、大事な時間、大事な人たちを大切にしていきたいです。

    • akira. より:

      >chaiさん

      そんなお辛い経験があったのですね。
      奇跡が起きて本当に良かった!!!
      息子さんの事を見て幸せな気持ちになるの、わかります。
      私も流産死産を経ての今なので、愛してる愛してるといつも抱きしめています。、
      どうしても毎日の忙しさのなかで、つい、いろんな事を当たり前だと思ってしまうけど
      こうして時々リセットして、また大切にしていきたいですよね。^^

  6. みきぼん より:

    福祉施設で長年働いてます。
    他の仕事と比べ死が身近にあって本人とその家族の最期を見てきましたが、その間に入ってお手伝いさせてもらう立場としてその都度考えさせられました。
    家族ができて、子供を授かってからはより死について考えるようになりました。
    今は元気でもいつどんな病気になるかもしれない、事故で明日命を落とすかもしれない、それはそれで運命なのかもしれないけど今日も隣で大汗かいて遊んでる娘をめいっぱい愛そうと思います。

    • akira. より:

      >みきぼんさん

      そうですね、死が身近にあると、いろんな事をきっと考えますよね・・・。
      いつ何があってもおかしく無いし、今日が最後の日になる事だって本当に、
      いつかは来るわけですから 目の前の愛する人たちを大切に愛したいですね。
      もっと伝えれば良かった。もっと抱きしめれば良かった、と後悔したく無いです。

  7. ユキ より:

    その方のブログ見てました。とても前向きにそして、読者さんを気遣ってましたね。
    ちょうど、また病気が見つかり、また手術かあ。。私、なんなんだろ?って落ち込んでるときで。

    でも、元カノさんのような方が最後にそばにいてくれたのは幸福だったんじゃないかな?と思います。

    私だったらどうだろう?
    もう、世の中を呪い、自分だけ不幸を背負ったような言葉しか出てこない気がします。

    今回はちゃんとアッサリ受け入れて、できるだけ努力して、今度こそ幸せになるって前向いて治療も頑張ります。
    本当に明日が当たり前に来るわけではないですね。
    無いものに目を向けず有るものに感謝したいですね。

    • akira. より:

      >ユキさん

      ユキさんも見てはったんですね。
      そうなんです、すごくすごく前向きで気遣いの人でした。
      寂しいなぁ・・・。
      元カノさん、素敵な方ですよね。
      やっぱりきちんと誠実に愛を持って生きていたら、そういう人が集まるのかもしれませんね。

      受け入れる、ってすごく大変な事だと思うんです。
      でも受け入れるものが大きいほど、自分の器も大きくなる。
      強くなるのは間違い無いです。
      あるものに感謝できたら、この世は幸せに溢れていますよね。
      ユキさん、出会ってくれてありがとう。

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