四年前の今日、
私は出産しました。
人生で最も辛い日でしたが、
この経験が、その後の私の人生を
大きく変えたことは 間違いない。
同じような経験をしていることで
なによりも 深く 共感出来るから
悲しむ人の心に寄り添ったり
そこからどうやって生き抜いたのかを
話すことで 励ますことも出来る。
なにより、
どんな経験も無駄なことは一つもないということを
私自身が 身をもって体験したから。
私の愛しい命が
私の体を通って
この世に生まれ出る
あの感覚が ずっと消えなくて
だから 今回、出産するときに
今度は 同じ道を
もっと力強く新たな命が 通過して
その記憶を上書きしてくれるのかなってね。思ってた。
結果、私は帝王切開になり、
その願いや想いは 叶わなかったけれど。
そんなことはどうでもいいことだった。
ただ、無事産まれて来てくれたことに感謝して、
こうして腕に抱きしめられることが
もう ただそれだけで。
他にはなにも 要らない。
ありがとう。
ありがとう。
今日も 隣で眠る この愛しい命に、
信じられないような気持ちで。
私も目覚めたら その姿を見て
また大きく息を吸って、吐く。
うん。いるんだ。
ここに いるんだな。
今日も 生きてくれてる。
去年の8月1日は、
夫と妊活の真っ最中で。
彼の出張やらで タイミングが取れず
40歳になり 焦る気持ちと、
妊娠したらしたで 不安だろうから
このまま進んでいいんだろうかって
いろんな感情でぐちゃぐちゃだった。
まさか一年後には
隣に元気な息子がいるなんて。
想像もしなかった。
人生、なにが起こるか分からないな。
でも なにが起きても おかしくないし、
全てから学んで そして走り抜ける。
常に感謝を忘れず、
生かされていること
与えられていること
支えられていることを
いつも きちんと 感じながら
自分に出来ることを
これからも 周りに
出し惜しみせず 精一杯やって行きたい。
当たり前のことなんて何一つないから。
今日もありがとう。
私の8月1日を
しあわせなものにしてくれて、
本当にありがとう。
愛してる。