◆婚活◆

【婚活で出会った男】セレブなイケメン王子様

 

どうも、アキラです。

そう言えばかつて婚活中、出会った人で
ものすごい爪痕残していった男性がいた。
さっき フトその人を思い出したんやけど。

 

アプリで出会ったS氏。

当時、30代後半。

 

モデルもやってるらしく、
年齢よりもずっと若く見えるイケメン。

 

特定されるのであまり詳しく書けないけど、
仕事は見た目とは裏腹で、かなりお堅い。
年収も良いのに、バツなし。子なし。

 

流石に 写真見て、
「これは確実に詐欺か業者やな。」
と思ったけど、

 

メッセージのやりとりが
不思議とマトモだったので、会ってみた。

 

待ち合わせに現れたS氏。

 

写真通りの人。
うん。モデルやな。分かる。

 

ただな…

 

なんて言うか、
強烈なナルシズムがムンムン。

 

職業柄、ということなのか、
彼自身の問題なのかは分からんけど、

 

待ち合わせ場所に先に来ていた彼、
誰に向けたものか分からんけど
なんせすっげーキメ顔。

 

グッと目に力を入れて、口角は上げててすごい仕上がってる。

遠目から見て滑稽なほど、
声をかけるのを一瞬躊躇うほど、
カタログの1ポーズかのような立ち姿。

 

それを、
シュッとしてはるわ〜!
イケメン〜!って評価する人もおるやろけど

 

ちょっと私には、
「何この人ちょっと怖い…」だった。
とりあえず、カフェでご飯を食べようとなり
前菜やパスタなど注文して、
シェアしたんやけどさ。

 

取り分けてくれるのは良いんやけど、
パスタを一口サイズにクルクルまとめて
ものすごいお上品な感じにお皿に置いてくれはる。

 

なんやろ…
これは、育ちの良さなの?

 違和感すごい。

色々と話していくと、
ものすごいお金持ち一家なんやということが分かり。

 

一人暮らししてはるけど、
家事は全てダスキンサービス。
洗い物すら、したことないらしく。

 

それは、彼のお母さんもそうやったらしい。

 

もちろん、自炊もせず
月曜から日曜まで、
毎日ある程度決まったお店で、
お寿司→お肉→フレンチ といった感じで
ローテーションしながら夕飯を食べてると。

 

お、おぅ…。

 

このことを友人に話すと、
「良いやん!その人と結婚したら、
家事しなくていいんやで!最高やん♡」
って言われたけど、

 

いやいや。

 

育ちや家庭環境や生活レベルが違いすぎるのって、難しいよ。

 

実際、2度目のデートで、
通りかかった回転寿司に入ったんやけど。

 

お互いあんまり時間なくて、
カフェとかも近くにないしって
車を走らせてる時にね。
その時、店に入る前に看板見ながら
「全皿100円。
どういう意味…?」
って言うてはって。

 

その意味が私は分からなくて、
??と思いつつ入店。

 

そしたら彼、
人生初の回転寿司やったらしい。
タッチパネルで頼んだものが、
別レーンで流れてくるのとかが楽しいらしく

 

「面白い!すごいね!!」って
子供みたいに目をキラキラさせながらバンバン頼んでた。

 

いやいや。
なんやろ…

 

私、この人無理や。
うん。無理。

 

やっぱり人と人には相性とかあるし、
彼との場合、それ以前の問題として
あまりにも違いすぎる。

 

その違いを私は楽しめないし、
きっとこの先もお互いに息苦しい。

 

時々オシャレしてフレンチとかさ。
ステキなレストランに気負わず行きたいし
そういう生活はして来てるけど、

 

それを、ある意味
“普段頑張ってるご褒美”
っていう特別感を持って楽しみたいし、
当たり前だとは思わないし思えない。

 

B級グルメも美味しくいただきたいし、
基本、庶民育ちの私は
これからもそんな彼と背伸びして付き合うのは疲れるだろう。

 

モデルをしていることもあって、
自分の体型維持や
ビジュアルへの意識が当然高い彼。

 

会うときは私も気を遣うし、
オシャレをしてない日や
仕事で疲れた顔をしている時に
今から会おうって思えない。

 

会うのには気合が要る。

 

それって、
致命的よね…。
疲れてる時、
イケてない時でも
気負わず会って 元気をもらえるような。
欠点も愛せるような。
そうしてお互いを認め合えるような関係が
私は良いなって 思うから。

 

そんなある日、某スポーツで
スポンサーがつくプロでもある彼は、
こんな台詞を言った。

 

「今度の試合、観に来てくれない?
僕が勝ったら
付き合って欲しい。

 

これ…
大好きな人に言われたら
ドラマですか?って
感動する台詞のハズなんやけど…

サーーーッと引く自分がいた。

うん。やっぱり私無理。

 

S氏には、
「ごめん。行けない。」と伝えて
この日から疎遠になったのでした。

 

彼とのデートから改めて、気負わず自然体でいられることの大切さを学んだなぁ。

あー、懐かし。
S氏、どんな人と結婚したんかな。

 

彼には彼に合った、一見完璧に見える彼も弱みを見せられるような、素敵なお相手と出会って幸せでいて欲しいなぁ。

 

 

それでは、また。

 

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