男は顔か性格か？2

 

どうも、アキラです。

こちらの記事の続き。

 

見た目と性格の全然違う2人とデートしている時に
母が癌かもしれない、と言われ。

そのことを泣きながら2人に話したところ、

全く真逆の反応がありました。

まず、見た目はフツメン、性格は穏やかで優しいB君。

泣いている私の肩を抱いて、
優しく撫でながら
「そっか、うん、つらいよね…」と沢山話を聞いてくれた。

 

 

そして、イケメン俺様なA君。

泣いている私に向かって、とんでもない言葉を放った。

 

 

「俺、両親のこと大っ嫌いやし、
親が死ぬより飼ってる犬が死ぬ方が悲しいわ。」

 

 

 

 

…

いや、

いくらなんでもそれは無くない？？

 

別にね、みんな考え方は違うし
彼には彼の価値観があるやろう。

 

でもさ。

 

目の前で、仮にも自分がデートしている女性が
辛くて泣いてる姿を見て、
普通、こんな言葉出る？？？

 

当時20歳でまだ子供っぽい部分が残ってるのかもとか
全力で前向きに受け取る努力をしても
到底理解できないレベルの酷さ…。

私、ほんまに
言葉を失った・・・。

 

嗚呼、この人は
真面目な話や本当に大切な話は出来る相手じゃないな、と。

この先、私にしんどいことや不幸が起きても、
この人は寄り添ったり　支えになってくれるような人ではないなと。

 

 

もちろんこの2人の話は極端やし、
性格の良いマトモなイケメンもおるやろ。
それはそう。

ただ、見た目がタイプやと　つい
他のダメな部分から目をそらしがち、
っていうことは往々にしてあるやん？

 

 

まさに私もこの時までは
A君の身勝手さやいい加減さを嫌だと思いつつも
ちょっとした優しさに絆されてたんやと思う。

私自身も若かったし、
まだまだ考え方が幼かった。

 

 

 

そして、母のことやけど。

それから結果が出るまでの1週間、
毎日まいにち、来る日も来る日も祈って。

そしたら…

実はこれが誤診でさ。
結局、癌では無かったの。

良かったよ？もちろん。

奇跡に感謝したけどさ。でも・・・

 

あまりに酷いよね。
結果が出る前からあんな軽い調子で家族をどん底に突き落として。

 

 

 

そしてそれをB君に伝えたんやけど、

B君、
あの日から毎日、近くの神社に
私の母の無事を祈りに通ってくれてたんやって…。

「昔から何かあるときはいつもいく神社やから
アキラちゃんのお母さんのこと、
どうか守ってくださいってお願いに行って良かった」って。

それを聞いたときに、
私は本当に大切なことに気付いたんよね。

 

 

カッコ良いところや華やかな部分よりも
こういう優しさや思いやりこそが
恋人として過ごす人に必要な要素だって。

相手が悲しいときに
同じ気持ちで寄り添って話を聞いて
不器用でも言葉をかけて。
相手を思ってそばにいること。

楽しい時を笑顔で過ごすだけじゃなく、
辛い時に、手を離さずにいること。
情けないところや恥ずかしいところを
見せられるということ。

 

 

A君とのデートは疲れた顔の日には行きたくなくて、
B君には、疲れた時こそ会いたかった。

A君の車は誰もが羨むようなものやったけど、
B君のボロボロの車でドライブしたとき、
いつの間にか眠ってしまった私の頭を
優しく優しく撫でてくれてた。

 

 

その後、私はB君とお付き合いをして。
色んな理由があって、結局お別れしたけれど

あのことから沢山のことを学んだなぁ。

 

自分にとって本当に大切にすべき人は
自分のネガティブにきちんと向き合ってくれる人。

それは友人も同じ。

 

自分自身も、人と接するときに
表面的なところだけうまくやる、ような
そういう付き合いはしない。

泥臭くて良いから、
損をしたっていいから、
いつだって本音で　正味の自分で行く。

それで響かないなら、
違うな、とお互いに感じるなら
それまでのこと。
それでいい。

 

そんな風に生きるようになってからは、
私の周りは、ありがたいことに
同じように、大切にしてくれる人ばかりになった。

人は鏡やからね。

自分の人への接し方が
人からの扱いになる。

大切にされたければ、まず
自分が　とことん大切にすればいい。

 

 

これからも私の生き方はこうしかないなあ。

自分のいま生きる世界は、
自分が選択してきたものの、結果。

言い訳するよりも、今日から今からでも
自分の生き方だけは自分で変えられる。

全て、自分の選択だから。

 

 

それでは、また。