どうも、アキラです。
コチラの続き。
高校2年生の時恋をしていた一つ上の先輩K君のことを
完全に忘れていた、大学生の私、二十歳。
私は当時、結構エゲツないストーカー被害に遭っていて。
警察にも相談したものの、当時は今みたいにストーカーに関する条例なんかもなく。
学生が住むにはかなり家賃の高い、
セキュリティのしっかりしたマンションに夜逃げのように引っ越したの。
ある日、マンションに帰ると、ポストを開けている住人と一緒になって。
何だか見たことがあるな・・・と思ったけど
いや気のせいかな・・・いやでも・・・と思った瞬間。
「・・・アキラちゃん?」と。
K君やん。
やっぱりK君や。
何だか雰囲気が変わってたけど、向こうも気づいてくれて
しばらく立ち話になった。
まさかまさかやけど、
K君、一浪して私と同じ大学に通ってた。
しかも浪人してるから同じ学年。
そして、まさかの、お部屋も同じ階で、隣の隣だった・・・。
嘘やろ。そんな偶然ある???????
ここ私以外に学生なんて住んでるの見たことないよ。
「良かったら後で少し部屋においでよ」と誘われて。
普通なら、いくら少し知っている人とはいえ
男の一人暮らしの部屋に行くっていうのは抵抗があるものかもやけど
私の中のK君のイメージはあの時のまま。
彼女がいるからと私と一緒に帰ることもやめた誠実な彼やったから。
一旦部屋に荷物を置き、2つ隣のK君の部屋へ行く私。
この後起きる出来事なんて想像もしてなかった。
続く。