※今日の記事は、流産死産などのワード、リアルな表現が含まれます。
読んで気分が悪くなってしまう方、不安に感じる方などは読み進めないようにしてくださいね。
先日の記事は、自分が独り言のように時々呟いていたInstagramの投稿を、
こんな時代もあったな、と転記しました。
私はmixi世代なんですが、みんなよく日記をアップしていましたよね。
当時も、私は日記というよりは、こういう文章を載せることが多くて
自分の感情や姿を音にして、自分の独特のリズムで書き上げる作業が好きだった。
過去のものを見返したときに、私こんなの書いたんだなぁと不思議な気持ちになるんですけどね。
その多面性や脆さも、私の一部、そして私の大切な構成要素、なんだと。
さて、オリンピックが開幕しましたが、
ふと前回のオリンピックってどんなだったっけ?って思い出そうとしたんやけど、
あれ…
何も覚えてない…なんでだろ…?って思って。
4年前、いや違う
一年ずれたから5年前だ。
そうか、離婚直前だ、と思い出して。
その年は春の終わりに妊娠して。
数ヶ月、悪阻の地獄をなんとか耐えて。
私にとっては、3度目の妊娠だった。
今回もきっとダメだ、と諦めに似た感情と、期待してはいけない、と強く自制する気持ち。また辛い思いをするのかなと不安に思いながら、それでも幸せを感じて、でも24時間逃場のない苦しみは続いて。
仕事もして、なんとかその日を過ごす毎日。
3回目の母子手帳をもらいに行って
「今度はきっと大丈夫ですよ!」と言われ
翌週の検診で心音が聞こえないと言われ
もうだめだ、と泣いた。
割と、辛いことの多い人生やったけど、ほんまに私は幸せにはなれないんやなぁって思って、
不安定は究極まで達した。
生きていくのがつらい。つらい。
当時、大きな病気も患って、毎日咳が止まらず、背中が痛くて毎日身体を丸めて過ごしていた。
離婚を決意して、とりあえずの自分の住む場所のために、古いアパートの一室を借りて。
フローリングの床に薄い布団を敷いて寝た。
背中の痛みが悪化して辛かったなあ。
そのとき、テレビでやってたのが、オリンピックだった。
音がない部屋では、なんとなく眠れなくて、テレビをつけていたけど、
全く画面を観ることはなく、
都会の雑踏のように、いろんな音が混じり合う、意味のない気配を
それでも感じていたかったんだと思う。
モノクロのように、その頃の私の目に映る世界は、全て色を失ってた。
![](http://around40magic.com/wp-content/uploads/2021/07/B6FDE3DE-9E65-4D38-AD9C-29F0110F1AD0.jpeg)
水タバコが吸える店に毎晩行き、そこで缶酎ハイを開けて。
心を無にして、ただひたすら、吸い
ふわふわした感覚で自転車を漕いで
その真っ暗なアパートへ帰る。
薄い布団にばたりと倒れ込み、無意味についたモノクロのオリンピック映像を聴きながら眠る。
そうすることでしか、生きていられなかった。
現実を忘れないと、あまりにも日々は自分の心を殺して、消えたくさせる。
すごく、すごく、すごく、孤独だった。
これから先のことなんて、なんの希望もない。
絶望しかなかった。
3度目の妊娠も自然に流産せず、搔把手術で終えたんやけど、術後毎日、ずっと出血も続いていて。
2ヶ月止まらない出血に、これは流石におかしいんじゃないかって思ってた。
ある日、いつもと同じように帰宅して、トイレに行ったとき、
真っ赤な血と共に、赤黒い塊が自分の中からゆっくり出てくるのが見えて、
ああ、終わったんだ、私って。
震える手で、救急車を呼んだ。
2度目の妊娠も、残った胎盤がポリープになってしまいかなり大掛かりな手術を受けたんやけど、今回もポリープになってしまっていたみたい。
救急車に乗り込むとき、掌にのせていた、大きな塊。
こんな大きなものが、子宮にあったんや。
でもこれも、お腹の子が残したものなんだな、なんて思った。
私は妊娠に向いていない。
分かってはいたけれど、現実を突きつけられたような気がした。
そんな体験を経て、今の私があるんやけど
今年のオリンピックは、朝から息子が無理やり膝に乗ってきて
狭いなぁって笑いながら、朝ごはんを食べながらテレビをつけてる。
今は別の意味で、画面をゆっくり眺める時間なんてなくて、何も目に入らないけれど、
確実に今の私は、しあわせだ。
5年前、離婚を悩んでいた私に仲良しのお姉さんがくれた言葉、
「どちらの道を選んでも、幸せはあるよ。
どちらかは幸せでどちらかは不幸せなんてことはない。
幸せの形が違うだけ。」
そうだね、そう思う。
本当にそうだと思う。
どんな道を選んでも幸せはあるんよね。
自分がどうしたいのか、
どう生きたいのか。
それだけなんだと思う。
これからも、沢山の選択をしながら、私は生きていくと思うけど、
この言葉はきっと、ずっと私の支えになると思う。
今日は、1日、夫に息子を預けて、ずっと前から参加したかったワークショップに行きます。
連休最終日、皆様も楽しくお過ごし下さい^ ^
それでは、また。
こんばんは!
いつも更新を楽しみにしています。^_^
アキラさんは、「強くて優しいなぁ」って
読むたびに励ましてもらっていて。
おしゃべりしてみたい!笑
まさに今、離婚について
考え始めてしまった私にとって、
仲良しのお姉さんの言葉は、胸に響きます。
どちらを選んでも、幸せ。
そう思うと前に進めそう。
でもね、娘はまだ4歳で
パパが大好きだから、行動に移すには
時間がかかるかな。
それまで、どうやって過ごせば
毎日幸せに過ごせるんだろう?
幸せになることを諦めず、
笑顔になれることを探してみます!
ブログ楽しみにしています^ – ^
いつもありがとう!
>あべっちさん
コメントありがとうございます!
強くて優しいだなんて嬉しいです。
離婚を考えているとのこと、どんな選択をしても
お姉さんの言うように絶対どちらにも幸せがあると思います。
離婚に限らず、人生のどんなことにも言えると思う。
パパ大好きな娘さんなら悩みますよね。
夫婦として、とひとりの子供の親としてって
全く違うものだし、本当に難しいと思います。
でも、ほんと、どちらを選んでも必ず、その先に
あべっちさんの幸せがありますから
焦らず、いろんなことを考えて、周りにも甘えて
ゆっくり進んでください。
最後に選んだ道は、どんな結果でも最良の選択です。