◆独り言◆

エキセントリックは遺伝する。

 
 
 

どうも、アキラです。
 
 
 
今日は母の誕生日。
77歳になりました。
 
 
私の母は、本当に、
少女がそのまま大人になった人で。
 
今も時々、
信じられないことをしたりするけど、
なんだか憎めない人なんよね。
 
 
 
 
母の話はこちらで。

 

 
 

母は、私を出産する3日前まで仕事をして
月末までに仕事復帰できるように

 

中旬で促進剤を使い産んで
そして仕事を続けたから

 

私も姉も、一日違いで月の真ん中付近で生まれてる。

 
 
 

幼い頃、私はお手伝いさんに育てられたから
正直、母のことを母とあまり意識したことがない。
 
 
もちろん 母なんやけど、
ご飯を作ってくれたり、参観日に来てくれたり
旅行に行ったこともあるし、

 
 

でも、なんだろ、
一番近くにいた大人の女性
っていう方が、しっくりなんよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
母は老舗クラブのママやったから、
毎日 夕方には着物を着て、美容室に行く。
 
毎晩 家に母がいないことは寂しかったけれど
最初からそうだったから、
それが私にとっての “家族” だったから。
 
それでも時々、私は寂しくなって、
母のベッドに潜り込んで
あたたかな母の体を感じながら
なんだか、私は心の安定を求めてた。
 
シルクのパジャマはすべすべで
母はいつも良い匂いがした。
 
 
 
 
 
肌が白くて弱いところも、
涙もろくて笑い上戸なところも
お酒が弱いところや、くせ毛のところ
胸や足の形も
私は母に良く似ている。
 

 
 
 

でも。

 
 
 

私は、母のようにはなりたくない。
って ずっと思ってたんよね。どこかで。

 

 
自営業の父を見ていたし、
その栄枯もまた見てきたから、
堅実な、企業勤めの人と結婚した。

 

毎日ネクタイをしめて 出勤して
決まった日にお給料を持ち帰ってくれて
誠実で曲がったところがなく、
優しくて思いやりのある人と。

 
 
 

でも 結局そこから2回の離婚をして。
自営業の人と再々婚して。

 

やっぱり、山あり谷あり、
刺激的で自由な生き方しか出来ない生き物だったのかもしれない。
 
 
でも今年、出産をして、
息子にとっての母になり、
また 感じ方も変わってきてるなあ。
 
 
 
 
 
 
母がどんな母でも、
その母がどんな生き方を接し方をしても
やっぱり母で。
 
そこに正解もルールもないし、
私にとっての “母像” は 自分の母ではなく、
もうちょっと ベタっとした、
泥臭くて 飾り気が無くて、シンプルなものでありたいと、思ってる。

 

 

 
暇さえあれば息子にキスをして抱きしめて
あなたがたいせつ
生まれてきてくれてありがとう
と伝えてる。
 

 

たくさん たくさん 愛を注いでるから
そしてしっかりと成長して
思いやりのある、明るく逞しい子に育ったら、
女の子を守って 甘えさせてあげなさいねと。

 

だからその分、今はあなたが思う存分、
ママに甘えたら良いよ、 と 話しながら
今日もいっぱいくっついてた。
 
 
 
 
 
でもふと、
胸で眠る、息子のおでこに
汗で張り付いた髪を
優しく、かきあげるように撫でたとき、

 

いつか 私が母にそうされた時のことを
思い出したんよ。
 

 
 

そっか、私も こうされてた。
私も、愛されてたんだな。
 
 
 
 
 
とまぁ、ごちゃごちゃ書いたけど、
結局のところ、私のこの生き方や性格、
少なからず母の影響やと思うから、
 
きっと私の息子もまた、
あんまり普通の生き方はしないかなあってね、思う。
 
パパも変わり者やしね。笑
 
 
 
 
 
 
とりあえず、息子がいつか
10歳年上のバツ2の女の人と結婚するって突然連れて帰ってきても、
 
「おめでとう!」
と笑顔で祝福しないとな。笑
 
 
 
 
 
 

 
 
 

ママ、お誕生日おめでとう。

 

あなたが77年前にこの世に生まれてきた今日、
お母さんはとても幸せだったね。
生まれて来てくれてありがとう。

 

これからも健康で
あなたらしく 天真爛漫で 笑顔でいてね。
 
 
 
 
 
 
それでは、また。

 
 
 

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