5年のブランクを埋めるべく、Tinderで知り合った年下男子、子犬君と2度目のデート。
ランチが終わり,「カラオケに行こう」という彼からの下心満載のお誘いに、むしろありがたいと思いつつ移動。
カラオケなんてまじで久々すぎて。
今って受付からもう全部自動なのね。
昼カラって中年以降世代が結構くるイメージやったけど、みんなこれにちゃんと対応できてるんかな?すごいな。なんて思いつつお部屋へ。
個室、横並び、薄暗い、と条件は揃っておりますね。ハイ。
普通に飲みながら話して、彼に歌を勧めてみるなどして過ごす。
肩を揉んでくれたりという接触はあるものの、拗らせまくりの私はその先へ進むとなると非常に気が重い。
刃牙子にもリアルタイムで「行きたくない。いける気がしない。」弱音を吐き続けていた。
ハードルがね、まじで高いわ…。
自分で思ってたよりも数十倍拗らせてる。ほんまに。
そしてここにきて今更ながら気付いたのよね。
わたし,案外人生において
⭐︎セ◯レという関係性を持つ
⭐︎自分から誘う
という2点を経験してきてないんだと。
そうなのよ。ワンナイトはあれど、なんだかんだちゃんと付き合っちゃうのよね。なんなら結婚までしちゃう。笑
なので、いわゆるセ◯レはないのよ。意外よね?笑 案外真面目なんですよ。てへ。
てことで、誘うのってなんだかんだですごい難しいな、と。
気持ちがのらないし、このまま帰りたいしとどんどんやる気を失って逃げたくなるので、お酒を追加注文してなんとか自分の気持ちを強く持とうとするけど…
お酒に弱い私はだんだんしんどくなってきて。
そしたら彼がトイレに行ったんやけど、戻ってきて…
ウーロン茶持ってきてくれはったんよ。

なんか、この優しさに、私の中でスイッチが入ったのよね。
この子、ええ子やなぁって。
飲ませて酔わせようっていうよりも、私の体調気遣ってくれるって、優しいよね。
そこで気持ちが固まったので、耳元でストレートに誘った。
「ホテルいこ?」

続く。